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難病患者の関係者へ

世の中には風邪等のすぐに治る病気からインフル等の治りにくい病気、癌等の早期発見できれば対処できる病気、そして発見はできても治療法がなく病気の進行を遅らせたり症状を和らげたり痛みを緩和することしかできないものなどもある。

医療技術はここ数年で飛躍的進歩を遂げている。少し前までは治療法がなくお手上げだった病気も今は特効薬や進行を遅らせる薬ができるなど凄まじい速さで開発が進んでいる。

そのため、今は無理でも近い将来病気への有効な薬が出ることを祈って今は頑張ることが大切である。

しかし、そうはいっても現実はそれほど甘くはない。病気が急に進行したり、新たな病気に罹ったりと予測不可能なことが起こる場合もある。

そこで大切なのが患者のメンタルだ。いくら周りが生きて欲しいと思っても患者が死にたいと願ってしまっては元も子もない。

一番大切なのは患者の気持ちを理解し、現実を受け止めてあげた上で見守ってあげる事だと思う。

私も難病を宣告された時には死にたいと思ったり家族や周りの人にかなりキツく当たってしまった。しかし、なによりも辛かったのは難病を宣告された時に後ろにいた両親が泣き崩れてしまった事だ。いくら自分が耐えようとも周りの人に同情や心配をされると辛いものがある。

実際、難病を告白した人のほとんどが同情や心配といった言葉をかけてくれる。たしかに、そうする気持ちもわかるしおそらく私も難病を患う前ならそのような行動をしたかもしれない。しかし、その行動がどれほど患者の心に深く突き刺さるのか今なら理解できる。