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読書の大切さ

誰もが一度は言われたであろう

「本を読め」

小学校の頃には朝の読書タイムなど、本を読まされる機会があった人も多いと思う。それでは、いったい本を読むとどのような力が身につくのだろうか。

本を読む理由として、語彙力や理解力といった国語の力が身につくからだと教えられた人が多いと思う。

たしかに、本を読むことでそれらの能力が鍛えられ、結果的に国語力の向上に繋がるかもしれない。

しかし、私は本を読む事で一番鍛えられる力は国語力ではないと考える。

それでは、読書によって1番鍛えられる力とはいったいなんなのか。

私は読書によって一番鍛えられる力は想像力であると主張したい。

私たちが本を読むとき、度々フィクションの世界といった実現不可能な場面が舞台となることがある。そうしたところでの本の中の出来事や体験は、主人公を通じることで読み手の経験の一部として取り入れることができる。さらに、様々な経験を積むことは世界観を広げる要因の一つとなり、世界観を広げることで色々な物事を知り、想像力も豊かになる。つまり、読み手は本の中の主人公を通じて様々な経験をし、それにより世界観が広がり想像力が豊かになる。

そこで、より想像力を豊かにするために必要なのがどれだけ物語の主人公に感情移入できるかである。もちろん、感情移入できている方が物語や言葉遣いもより強く印象に残るため、国語力の向上にも繋がると考えている。

私は感情移入とは共感能力に似ているものだと考えている。どちらも人が嬉しかったら自分も嬉しく、人が悲しかったら自分も悲しいといったように、その人に対する同情があるからだ。

ニュースで悲しい報道があった時に泣いてしまったり胸が苦しくなる、嬉しい報告があった時に一緒に喜んだなどの経験をしたことがある人であれば、同情することができているので感情移入することも十分に可能であると考える。